現在、日本の住宅市場は空き家問題から始まり、

アベノミクスによる経済効果や節税対策などの影響で新築アパート建築ラッシュが

発生しており、賃貸市場の需給バランスは崩れ、借手市場のマーケットが作られています。

(写真=123RF)

賃貸市場に一役買っていた学生なども少子化により年々減少をしており、

稼働率を維持する事はますます難しくなっています。

 

今回は年々増加し続ける外国人留学生の入居について考えて行きたいと思います。

一昔前は外国人入居者を「不可」とする傾向が非常に強かったです。

 

外国人を入居させる問題点として

・コミュニケーションが取れない

・文化が違う(料理、ごみの捨て方、マナーなど)

・複数入居、また貸しリスク

・賃料の支払が不安

・何かあったときに本国にかえってしまい対応ができない。

 

などがあげられます。

 

悪い部分を考えてしまうとやはり「外国人不可」と考えてしまいますが・・・

しかしながら現状の市場を考えると背に腹は代えられないと言うのが大家さんの本音です。

 

独立行政法人日本学生支援機構による最新の調査によると

平成27年5月1日現在の留学生数
 208,379人 (前年比 24,224人(13.2%)増)

出身地域別留学生の割合については、アジア地域からの留学生が92.7(前年度92.7)%、

欧州・北米地域からの留学生が合わせて4.8(同4.9)%となっている。

中国・韓国からの留学生を合わせると、全留学生に占める割合は52.5(前年度59.9)%となっている。

 

グラフを見ると外国人留学生の数は右肩上がりで今後もグローバル化の波やアジア経済の発展などを考えると

日本に留学する学生はさらに増加する事が予想できると思います。

 

こうした状況を考えると「外国人不可」と言うスタンスを改めて

うまく外国人を取り込んで行くというスタンスが賃貸経営に必要となってきます。

 

具体的に外国人を入居させる際に注意するポイントを考えていきましょう。

今では外国人専用の保証会社もあり、賃料滞納などについては保証されますが、

入居中の対応などは行ってくれないため、大家さん管理会社さんとして

ある程度の心構えが必要となります。

 

問題点をひとつひとつ考えていきましょう

 

・コミュニケーションが取れない

入居審査の段階で日本語のレベルがどの程度か把握しておきましょう。

自分で仲介会社に行って物件を探すレベルであれば良いと思いますが、

友達が日本語を話せて本人はまったくできないというケースもあります。

 

・文化が違う(料理、ごみの捨て方、マナーなど)

この部分は入念に説明が必要となります。

賃貸借契約書をすべて把握できる外国人は少ないので、

イラストの入った書面などを別途作成して入居時に交付をするのも

一つの対策です。

 

・複数入居、又貸しリスク

この問題が特に多く発生すると思います。

外国はフラットメイトなど一つの物件に複数でシェアして居住するのが

当たり前なので、日本の様に入居者が制限されている事がありません。

必ず複数入居はできない旨と仮に複数入居が判明した場合に

賃料の増額や退去してもらうなど強く伝える事が重要です。

また定期的に連絡などを取り現状の把握なども重要です。

 

・賃料の支払が不安

家賃保証会社に加入しましょう。

併せて原状回復費用の保証などもあるので加入しましょう

 

・何かあったときに本国にかえってしまい対応ができない。

日本の留学生は学校等が窓口として大きな役割を果たしているので、

必ず学校の総務の方の連絡先や日本の友人・知人等の連絡先を

聴く様にしましょう。

 

 

ここまで徹底をしていけば、外国人の入居者の方を住まわせる

リスクも低くなると思います。

 

余談ですが、保証会社とお話をさせて頂いた際に

やはり又貸しと夜逃げが一番多い様です。

結果的に賃料滞納に繋がるのですが、その数は全体の1~2%程度との事なので、

日本人向けの保証会社と同じような水準だと思います。

 

どこの国でも同じようにだらしない人やルールを守らない人がいると言う事ですね。

 

今後の賃貸経営を考えるうえでも「外国人入居者とどう向き合うか」が課題の一つです。

 

著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉

外国人入居者と向き合うhttps://i0.wp.com/reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/02/908bde823804a9859c2820db40a3445a.jpg?fit=848%2C565https://i0.wp.com/reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/02/908bde823804a9859c2820db40a3445a.jpg?resize=150%2C150yodoshita不動産マーケット賃貸管理賃貸経営現在、日本の住宅市場は空き家問題から始まり、アベノミクスによる経済効果や節税対策などの影響で新築アパート建築ラッシュが発生しており、賃貸市場の需給バランスは崩れ、借手市場のマーケットが作られています。(写真=123RF) 賃貸市場に一役買っていた学生なども少子化により年々減少をしており、稼働率を維持する事はますます難しくなっています。 今回は年々増加し続ける外国人留学生の入居について考えて行きたいと思います。一昔前は外国人入居者を「不可」とする傾向が非常に強かったです。 外国人を入居させる問題点として・コミュニケーションが取れない・文化が違う(料理、ごみの捨て方、マナーなど)・複数入居、また貸しリスク・賃料の支払が不安・何かあったときに本国にかえってしまい対応ができない。 などがあげられます。 悪い部分を考えてしまうとやはり「外国人不可」と考えてしまいますが・・・しかしながら現状の市場を考えると背に腹は代えられないと言うのが大家さんの本音です。 独立行政法人日本学生支援機構による最新の調査によると 平成27年5月1日現在の留学生数  208,379人 (前年比 24,224人(13.2%)増)出身地域別留学生の割合については、アジア地域からの留学生が92.7(前年度92.7)%、欧州・北米地域からの留学生が合わせて4.8(同4.9)%となっている。中国・韓国からの留学生を合わせると、全留学生に占める割合は52.5(前年度59.9)%となっている。 グラフを見ると外国人留学生の数は右肩上がりで今後もグローバル化の波やアジア経済の発展などを考えると日本に留学する学生はさらに増加する事が予想できると思います。 こうした状況を考えると「外国人不可」と言うスタンスを改めてうまく外国人を取り込んで行くというスタンスが賃貸経営に必要となってきます。 具体的に外国人を入居させる際に注意するポイントを考えていきましょう。今では外国人専用の保証会社もあり、賃料滞納などについては保証されますが、入居中の対応などは行ってくれないため、大家さん管理会社さんとしてある程度の心構えが必要となります。 問題点をひとつひとつ考えていきましょう ・コミュニケーションが取れない入居審査の段階で日本語のレベルがどの程度か把握しておきましょう。自分で仲介会社に行って物件を探すレベルであれば良いと思いますが、友達が日本語を話せて本人はまったくできないというケースもあります。 ・文化が違う(料理、ごみの捨て方、マナーなど)この部分は入念に説明が必要となります。賃貸借契約書をすべて把握できる外国人は少ないので、イラストの入った書面などを別途作成して入居時に交付をするのも一つの対策です。 ・複数入居、又貸しリスクこの問題が特に多く発生すると思います。外国はフラットメイトなど一つの物件に複数でシェアして居住するのが当たり前なので、日本の様に入居者が制限されている事がありません。必ず複数入居はできない旨と仮に複数入居が判明した場合に賃料の増額や退去してもらうなど強く伝える事が重要です。また定期的に連絡などを取り現状の把握なども重要です。 ・賃料の支払が不安家賃保証会社に加入しましょう。併せて原状回復費用の保証などもあるので加入しましょう ・何かあったときに本国にかえってしまい対応ができない。日本の留学生は学校等が窓口として大きな役割を果たしているので、必ず学校の総務の方の連絡先や日本の友人・知人等の連絡先を聴く様にしましょう。  ここまで徹底をしていけば、外国人の入居者の方を住まわせるリスクも低くなると思います。 余談ですが、保証会社とお話をさせて頂いた際にやはり又貸しと夜逃げが一番多い様です。結果的に賃料滞納に繋がるのですが、その数は全体の1~2%程度との事なので、日本人向けの保証会社と同じような水準だと思います。 どこの国でも同じようにだらしない人やルールを守らない人がいると言う事ですね。 今後の賃貸経営を考えるうえでも「外国人入居者とどう向き合うか」が課題の一つです。 著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉~次世代のための賃貸経営情報~
共有する