「かぼちゃの馬車」事件とは何だったのだろう
「かぼちゃの馬車」問題で一気に冷え込んだ個人の不動産投資マーケット
発端となったスルガ銀行も第三者調査委員会の報告によると
過剰な融資、書類の改ざんなどを助長する企業風土があり、
不正を行っていた社員も多数いる事が判明しました。
この問題でスルガ銀行はアパマン融資を完全にストップしました。
この余波は今後の不動産投資に大きな影響を与えると思います。
(写真=123RF)
今回は「かぼちゃの馬車」問題について簡単にまとめてみました。
「かぼちゃの馬車」運営の㈱スマートデイズは破産
「かぼちゃの馬車」の投資家は700名を超える
殆どの投資家は手元資金0円で1~3億円の借金
購入するための融資の大部分がスルガ銀行の高金利ローン
投資家は年利3.5-4.5%の高金利で借入を行い投資
ローン審査に必要な源泉徴収票などが改ざん所得額が操作
投資家の手元資金を多く見せるために預金額の改ざん
投資家の手元資金を多く見せるため仲介業者などが一時的に貸付
高額の賃料保証で見せかけの利回りを約束
賃料保証額は近隣の相場と比較して明らかに割高
家賃保証をする事で投資家の安心感を得ていた
稼働率0%でも家賃保証ができると謳っていた
スマートデイズが手掛ける人材紹介ビジネスで家賃保証部分を補完できると説明
土地、建物の販売価格は市場価格をはるかに超えた金額で販売
建物の建築コストが安く、共用部がないシェアハウス
建築会社が得た多額利益の殆どがスマートデイズ側にキックバック
数年でサブリース賃料の支払遅延後、㈱スマートデイズは経営破たんへ
スルガ銀行の融資に対して第三者委員会の調査、不正な融資が横行が判明
被害者の会が設立されてスルガ銀行への元利払金の返済を止めている
被害者の会を含めスルガ銀行に訴訟をしている人はいない(2018年9月27日現在)
「かぼちゃの馬車」投資家の自己破産者が増加
建築途中で融資がストップしている投資家が存在
建物は完成しているが、建築費を支払うための融資を実行していない投資家が存在
土地だけ購入した段階で止まっている投資家が存在
「かぼちゃの馬車」競売案件が落札
スルガ銀行はカードローンとセットでかぼちゃの馬車案件に融資
「かぼちゃの馬車」関連案件が足立区に120棟が集中
投資家は700を超え1,000億円以上の融資が行われた
スルガ銀行の融資は「かぼちゃの馬車」以外にも不正融資が認められた
スルガ銀行は新規のアパマンローン融資を停止
スルガ銀行は決算に向けて貸倒引当金の計上が必要
おわりに
今回の問題は個人の不動産投資の将来に大きな影響を与える事になりました。
冷静に考えて頂きたいのはサブリース業者は自社が儲かるのでサブリースを行います。
家賃保証をしてもらえると一見、オーナー側が得だと錯覚しますが、
実際は違います。
家賃保証は実際に入居者から受け取る賃料より80%位の水準で設定されていたり、
退去後の原状回復費は別と言う事もあります。
今回は多額に販売益を得るために、安心感を持たせるために設定された家賃保証でした。
そもそもレオパレス問題であるように30年間家賃を変えず保証する事は不可能に近いと思います。
「後から考えてみればが・・・」一生を台無しにする可能性があるのが
不動産投資です。
この問題を教訓にしっかりと不動産投資を考えて頂ければと思います。
お問い合わせ、ご質問は下記のフォームよりお気軽にお伝え下さい。
TEL:03-5623-2325
https://reibee.japan-am-service.com/%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%81%bc%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%ae%e9%a6%ac%e8%bb%8a%e3%80%8d%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81/「かぼちゃの馬車」まとめhttps://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2018/09/19982021_l-1024x1024.jpghttps://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2018/09/19982021_l-150x150.jpg不動産マーケット「かぼちゃの馬車」問題で一気に冷え込んだ個人の不動産投資マーケット 発端となったスルガ銀行も第三者調査委員会の報告によると 過剰な融資、書類の改ざんなどを助長する企業風土があり、 不正を行っていた社員も多数いる事が判明しました。 この問題でスルガ銀行はアパマン融資を完全にストップしました。 この余波は今後の不動産投資に大きな影響を与えると思います。 (写真=123RF) 今回は「かぼちゃの馬車」問題について簡単にまとめてみました。 「かぼちゃの馬車」運営の㈱スマートデイズは破産 「かぼちゃの馬車」の投資家は700名を超える 殆どの投資家は手元資金0円で1~3億円の借金 購入するための融資の大部分がスルガ銀行の高金利ローン 投資家は年利3.5-4.5%の高金利で借入を行い投資 ローン審査に必要な源泉徴収票などが改ざん所得額が操作 投資家の手元資金を多く見せるために預金額の改ざん 投資家の手元資金を多く見せるため仲介業者などが一時的に貸付 高額の賃料保証で見せかけの利回りを約束 賃料保証額は近隣の相場と比較して明らかに割高 家賃保証をする事で投資家の安心感を得ていた 稼働率0%でも家賃保証ができると謳っていた スマートデイズが手掛ける人材紹介ビジネスで家賃保証部分を補完できると説明 土地、建物の販売価格は市場価格をはるかに超えた金額で販売 建物の建築コストが安く、共用部がないシェアハウス 建築会社が得た多額利益の殆どがスマートデイズ側にキックバック 数年でサブリース賃料の支払遅延後、㈱スマートデイズは経営破たんへ スルガ銀行の融資に対して第三者委員会の調査、不正な融資が横行が判明 被害者の会が設立されてスルガ銀行への元利払金の返済を止めている 被害者の会を含めスルガ銀行に訴訟をしている人はいない(2018年9月27日現在) 「かぼちゃの馬車」投資家の自己破産者が増加 建築途中で融資がストップしている投資家が存在 建物は完成しているが、建築費を支払うための融資を実行していない投資家が存在 土地だけ購入した段階で止まっている投資家が存在 「かぼちゃの馬車」競売案件が落札 スルガ銀行はカードローンとセットでかぼちゃの馬車案件に融資 「かぼちゃの馬車」関連案件が足立区に120棟が集中 投資家は700を超え1,000億円以上の融資が行われた スルガ銀行の融資は「かぼちゃの馬車」以外にも不正融資が認められた スルガ銀行は新規のアパマンローン融資を停止 スルガ銀行は決算に向けて貸倒引当金の計上が必要 おわりに 今回の問題は個人の不動産投資の将来に大きな影響を与える事になりました。 冷静に考えて頂きたいのはサブリース業者は自社が儲かるのでサブリースを行います。 家賃保証をしてもらえると一見、オーナー側が得だと錯覚しますが、 実際は違います。 家賃保証は実際に入居者から受け取る賃料より80%位の水準で設定されていたり、 退去後の原状回復費は別と言う事もあります。 今回は多額に販売益を得るために、安心感を持たせるために設定された家賃保証でした。 そもそもレオパレス問題であるように30年間家賃を変えず保証する事は不可能に近いと思います。 「後から考えてみればが・・・」一生を台無しにする可能性があるのが 不動産投資です。 この問題を教訓にしっかりと不動産投資を考えて頂ければと思います。 著者:日本AMサービス 堂下 葉 お問い合わせ、ご質問は下記のフォームよりお気軽にお伝え下さい。 TEL:03-5623-2325reibee-japan-am-service日本AMサービス y.dst0403@gmail.comAdministratorReibee~次世代のための賃貸経営情報~![不動産投資成功のノウハウを解説します](https://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/02/fabicon.png)
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