近年ストーカーなどによる犯罪が社会問題となっている中で、住居の安全性に対しての関心は、非常に高まっています。

特に地方から進学などで慣れない場所へ初めて独り暮らしを行う大学生などの保護者は移転先で安全に生活できるのかどうか非常に気になる点だと思います。

(写真=123RF)

そのため住居選びなどを行う際にも安全性の部分を気にされる方も非常に多く、特に女性の場合はオートロックなどの設備が必須になっている事もあります。

こうした背景の中で今回は物件の価値を高める防犯に役立つ設備を紹介したいと思います。

 

 1.犯罪を未然に防ぐのに最も効果的なモニター付きインターホン

防犯の基本的な考えは「犯罪を未然に防ぐ」ことです。監視カメラやホームセキュリティは犯罪者への警告としては役立ちますし、記録には残りますが、被害が発生してからの調査資料と。

まずは居住者が犯罪に遭わないために効力があるのが、モニター付きインターホンです。モニター付きインターホンがあれば、施錠しているドアの前に不審な人間がいた場合、受けこたえをせずに、モニター越しで来訪者の様子をチェックすることができます。

もし不審者であれば、その場で警察に連絡をすれば不審者に警戒している事を伝える事ができ抑止力になると思います。

またモニター付きインターホンがあれば、室内にいながら相手の目的も確認できるので、何かと煩わしい新聞や宗教の勧誘なども、避けることができます。室内を知らない人間に見られるのは不愉快に思う人も多いですし、犯罪者の下調べ目的で新聞の勧誘などを装う不審者もいます。

留守中でも来訪者が来た場合に録画する機能が付いているものがあるので、そうした部分でも非常に防犯性が高い設備の一つになると思います。

 

2.スマホで施錠管理できるスマートロック

IOTなどにより様々な電化製品のネット化で外出先から風呂を沸かしたり、調理をしたりできるいわゆるスマート住宅などが注目を集めています。そうした技術のひとつとしてスマートフォンなどで管理ができる玄関キーなども開発されています。

スマートロックは扉の内側から施錠部分の上に専用の設備を取付け、スマートフォンなどの端末で鍵を管理できるようになっています。

鍵のかけ忘れがあった場合でも遠隔操作によりボタン一つで外から鍵を掛けることができたり、親や友人など鍵を持っていない人を自身の不在時に家に入れたいときに遠隔操作で鍵を開けることが可能です。

また入退出の管理もできるので、複数の人間が住むような部屋でも何時何分に入退出があったのかなどをチェックする事ができ、自分が知らない開閉履歴があった場合など、不審な履歴があったら前もって警戒することもできます。

大手不動産会社も続々と設備として採用をしており、今後、賃貸物件にも設備として浸透して行くと思います。

 

3.窓ガラスからの侵入を防ぐ!ガラスに貼る警報機

空き巣の侵入口で最も多いのが窓からです。しっかりと施錠をしていても窓ガラスを割って入ってくるという犯罪は後を絶ちません。こうした防犯対策に窓ガラスが割られない様に強化ガラスを設置するにも費用がかかり入居中のお部屋で交換するのにも手間がかかります。その際に安価で役に立つのが警報機です。

 

警報機と言っても薄型の警報機で引き違いの窓ガラスに貼っても開閉の邪魔になることがない物もあります。耐久性なども電池を交換せずに5年間使用できる警報機もあります。また警報機の特徴として扉の開閉や風などの振動では警告音を発することはありませんが、ガラスを割ろうとした時の超音波を察知し、警告音を発して防犯の役割を果たします。さらに窓に張り付けた裏面は警告ステッカーにもなっている物もあり、未然に空き巣被害を防ぐための役割も持っています。

価格も様々な価格帯の物があり、手軽に賃貸住戸の防犯性を高めることができます。リビングなど2メートル四方の大きな窓ガラスでも一つ付けてガラス全体をカバーしてくれるので、それほど多くの数も必要ありません。設置に対して複雑な工事も必要なく、自分の手で窓ガラスに貼るだけで効果を発揮するという利便性も大きな魅力です。

 

まとめ

この他にも集合住宅の安全面を高めるために他にも様々な防犯設備はありますが、特に需要があり、比較的経費を掛けずに導入できるものを今回取り上げました。建物の1階部分の客付けは他の階に比較をすると成約しにくい事もありますので、こうした防犯対策を行い安全性などアピールする方法も競合物件との差別化になると思います。

 

著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉

賃貸物件の価値を高める防犯設備3つhttps://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/03/40259126_m.jpghttps://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/03/40259126_m-150x150.jpgreibee-japan-am-service賃貸管理近年ストーカーなどによる犯罪が社会問題となっている中で、住居の安全性に対しての関心は、非常に高まっています。 特に地方から進学などで慣れない場所へ初めて独り暮らしを行う大学生などの保護者は移転先で安全に生活できるのかどうか非常に気になる点だと思います。 (写真=123RF) そのため住居選びなどを行う際にも安全性の部分を気にされる方も非常に多く、特に女性の場合はオートロックなどの設備が必須になっている事もあります。 こうした背景の中で今回は物件の価値を高める防犯に役立つ設備を紹介したいと思います。    1.犯罪を未然に防ぐのに最も効果的なモニター付きインターホン 防犯の基本的な考えは「犯罪を未然に防ぐ」ことです。監視カメラやホームセキュリティは犯罪者への警告としては役立ちますし、記録には残りますが、被害が発生してからの調査資料と。 まずは居住者が犯罪に遭わないために効力があるのが、モニター付きインターホンです。モニター付きインターホンがあれば、施錠しているドアの前に不審な人間がいた場合、受けこたえをせずに、モニター越しで来訪者の様子をチェックすることができます。 もし不審者であれば、その場で警察に連絡をすれば不審者に警戒している事を伝える事ができ抑止力になると思います。 またモニター付きインターホンがあれば、室内にいながら相手の目的も確認できるので、何かと煩わしい新聞や宗教の勧誘なども、避けることができます。室内を知らない人間に見られるのは不愉快に思う人も多いですし、犯罪者の下調べ目的で新聞の勧誘などを装う不審者もいます。 留守中でも来訪者が来た場合に録画する機能が付いているものがあるので、そうした部分でも非常に防犯性が高い設備の一つになると思います。   2.スマホで施錠管理できるスマートロック IOTなどにより様々な電化製品のネット化で外出先から風呂を沸かしたり、調理をしたりできるいわゆるスマート住宅などが注目を集めています。そうした技術のひとつとしてスマートフォンなどで管理ができる玄関キーなども開発されています。 スマートロックは扉の内側から施錠部分の上に専用の設備を取付け、スマートフォンなどの端末で鍵を管理できるようになっています。 鍵のかけ忘れがあった場合でも遠隔操作によりボタン一つで外から鍵を掛けることができたり、親や友人など鍵を持っていない人を自身の不在時に家に入れたいときに遠隔操作で鍵を開けることが可能です。 また入退出の管理もできるので、複数の人間が住むような部屋でも何時何分に入退出があったのかなどをチェックする事ができ、自分が知らない開閉履歴があった場合など、不審な履歴があったら前もって警戒することもできます。 大手不動産会社も続々と設備として採用をしており、今後、賃貸物件にも設備として浸透して行くと思います。   3.窓ガラスからの侵入を防ぐ!ガラスに貼る警報機 空き巣の侵入口で最も多いのが窓からです。しっかりと施錠をしていても窓ガラスを割って入ってくるという犯罪は後を絶ちません。こうした防犯対策に窓ガラスが割られない様に強化ガラスを設置するにも費用がかかり入居中のお部屋で交換するのにも手間がかかります。その際に安価で役に立つのが警報機です。   警報機と言っても薄型の警報機で引き違いの窓ガラスに貼っても開閉の邪魔になることがない物もあります。耐久性なども電池を交換せずに5年間使用できる警報機もあります。また警報機の特徴として扉の開閉や風などの振動では警告音を発することはありませんが、ガラスを割ろうとした時の超音波を察知し、警告音を発して防犯の役割を果たします。さらに窓に張り付けた裏面は警告ステッカーにもなっている物もあり、未然に空き巣被害を防ぐための役割も持っています。 価格も様々な価格帯の物があり、手軽に賃貸住戸の防犯性を高めることができます。リビングなど2メートル四方の大きな窓ガラスでも一つ付けてガラス全体をカバーしてくれるので、それほど多くの数も必要ありません。設置に対して複雑な工事も必要なく、自分の手で窓ガラスに貼るだけで効果を発揮するという利便性も大きな魅力です。   まとめ この他にも集合住宅の安全面を高めるために他にも様々な防犯設備はありますが、特に需要があり、比較的経費を掛けずに導入できるものを今回取り上げました。建物の1階部分の客付けは他の階に比較をすると成約しにくい事もありますので、こうした防犯対策を行い安全性などアピールする方法も競合物件との差別化になると思います。   著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉不動産投資成功のノウハウを解説します
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