インターネットで物件を検索するのに当たり前になり一見すると便利な世の中になった様にも思いますが、

同一条件でお部屋を探しても非常にたくさんの物件が検索結果に出てきてしまうため、

ユーザーとしてもその情報の中から実際に内見をするお部屋を探すのは一苦労だと思います。

(写真=123RF)

インターネットでお部屋を探す場合、まずユーザーが自身が好むエリア、条件などを絞り込んで、

その中から出てきた空室情報を選び、空室情報を登録している業者に問い合わせを行う事になります。

そしてこの業者が管理会社などに空室状況を確認し、案内などをユーザーと調整をして実際に物件を見る事になります。

こうした一連の業務を考えるだけでも入口で問い合わせがあったとしても案内のタイミングなどが

合わずに話がなくなると言うケースも非常に多く、できる限り多くの問い合わせをされる様な努力も必要となっています。

 

つまりこうした情報過多の中でも保有されている不動産の空室情報をできるだけ魅力的に見せられれば、

それだけ客付けにも有利になると思います。

 

物件情報を魅力的に見せる方法のひとつとしてやはり一番は室内の写真です。

物件情報を検索する際に「写真が登録」されていると言う条件で絞る事ができる位に重要視されています。

 

今回は自身でできるセルフ撮影でより良く、部屋を魅力ある雰囲気に映すことができるかを紹介させて頂きます。

 

1.部屋を下から撮影し広く見せる

まず撮影の基本として、部屋が広く、さらに立体感があるように見せる事が重要です。

一般的なアパートの天井高でも普通に撮影をしても部屋全体が映るように撮ることはなかなか難しいでしょうし、

2部屋など分かれている間取りだとそれぞれの部屋を撮ることになり、床付近が見えづらいだけの写真になってしまいます。

更にアパートなどを借りる人はダイニングテーブルなど背の高い家具などを利用して生活しているケースは少ないです。

多くの方がベッドやソファー、また床に座って生活をすることが多いと思います。

つまりこうした普段の生活目線での視点の高さに合わせた低い位置から写真を撮るようにしましょう。

目線を低くして天井までできるだけメインに過ごす部屋が映るようにします。

自分がその部屋で生活をする時に、どのように過ごすかをイメージすると撮影しやすいです。

撮影する際は部屋全体が映るようにするのがベストですが、正面からのアングルで撮影をするよりも、

斜めのアングルから撮った方が、立体感が出て雰囲気が出ます。

部屋をできるだけ広く見せようと広角レンズを使う人もいますが、確かに問い合わせは多くなるのですが、

これが逆効果に働く事もあります。写真と実際にお部屋を内覧に来た時に

「思っていたよりも部屋が狭いなあ」と印象づけてしまう事もあると思います。

 

 2.小物を置く事で生活感とお部屋のイメージを良くする

撮影をする際には、部屋の中をきれいにしておくことは当然ですが、

+アルファを考えると実際にそのお部屋で生活をする事をイメージさせる事も非常に重要です。

家具などを設置してモデルルームにするのは良いのですが、費用や手間を考えると実施するのにハードルも高いと思います。

そこでとても役に立つのが100円ショップです。様々な種類の小物が売っているのでこれを利用しない手はありません。

3,000円もあれば十分すぎる位のものが購入でき生活感とお部屋のイメージも良くできると思います。

また入居が決まった際の得点として設置したサニタリー商品をプレゼントしても良いと思います。

 

何も置いていない殺風景な写真よりも何か小物が置いてある写真とでは本当に雰囲気が変わります。

 

また、マット、ラグ、カーテンなども非常に効果的で、とても魅力的な写真になりますし、

案内をしてもらった時のお部屋の印象も非常に良いものになると思います。

安価で効果がでる方法なので、皆さんも是非、試してみて下さい。

 

 3.加工はほどほどに

さて実際に撮影を行う際には、天候などもにも注意が必要です。

やはりできる限り明るい時、お部屋に日が差している状況などもわかると非常に良いと思います。

写真にも「雰囲気」と言うのがでますので、そうした天候の部分も気にかけてみて下さい。

どうしても晴れている時に撮影ができなかった場合、パソコンに付属している画像加工ソフトなどを利用し明度を

上げる事も可能ですが、不慣れな方が行う事が逆に不自然な写真になってしまうケースもありますので、

加工を行う場合は注意が必要です。

 

まとめ

今回は写真について取り上げをしましたが、これは物件を紹介する上で重要な一つの要素ですが、

皆様に心がけて頂きたいのが募集にあたり入居者の視点に立ち、

「どんな情報、条件がユーザーの立場として欲しいか」と言う部分を気にかけながら写真などの情報を提供したり、

お部屋の内装、サービスなどを考えて行く事が今後増々重要となります。

賃貸経営は瞬く間に広がり競合物件も増加している中で、

こうした経営者同士の考え方や方針の違いが賃貸経営の成功を左右すると思います。

 

著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉

 

賃貸物件を魅せる技術https://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/04/17147887_m.jpghttps://reibee.japan-am-service.com/wp-content/uploads/2017/04/17147887_m-150x150.jpgreibee-japan-am-service賃貸管理インターネットで物件を検索するのに当たり前になり一見すると便利な世の中になった様にも思いますが、 同一条件でお部屋を探しても非常にたくさんの物件が検索結果に出てきてしまうため、 ユーザーとしてもその情報の中から実際に内見をするお部屋を探すのは一苦労だと思います。 (写真=123RF) インターネットでお部屋を探す場合、まずユーザーが自身が好むエリア、条件などを絞り込んで、 その中から出てきた空室情報を選び、空室情報を登録している業者に問い合わせを行う事になります。 そしてこの業者が管理会社などに空室状況を確認し、案内などをユーザーと調整をして実際に物件を見る事になります。 こうした一連の業務を考えるだけでも入口で問い合わせがあったとしても案内のタイミングなどが 合わずに話がなくなると言うケースも非常に多く、できる限り多くの問い合わせをされる様な努力も必要となっています。   つまりこうした情報過多の中でも保有されている不動産の空室情報をできるだけ魅力的に見せられれば、 それだけ客付けにも有利になると思います。   物件情報を魅力的に見せる方法のひとつとしてやはり一番は室内の写真です。 物件情報を検索する際に「写真が登録」されていると言う条件で絞る事ができる位に重要視されています。   今回は自身でできるセルフ撮影でより良く、部屋を魅力ある雰囲気に映すことができるかを紹介させて頂きます。   1.部屋を下から撮影し広く見せる まず撮影の基本として、部屋が広く、さらに立体感があるように見せる事が重要です。 一般的なアパートの天井高でも普通に撮影をしても部屋全体が映るように撮ることはなかなか難しいでしょうし、 2部屋など分かれている間取りだとそれぞれの部屋を撮ることになり、床付近が見えづらいだけの写真になってしまいます。 更にアパートなどを借りる人はダイニングテーブルなど背の高い家具などを利用して生活しているケースは少ないです。 多くの方がベッドやソファー、また床に座って生活をすることが多いと思います。 つまりこうした普段の生活目線での視点の高さに合わせた低い位置から写真を撮るようにしましょう。 目線を低くして天井までできるだけメインに過ごす部屋が映るようにします。 自分がその部屋で生活をする時に、どのように過ごすかをイメージすると撮影しやすいです。 撮影する際は部屋全体が映るようにするのがベストですが、正面からのアングルで撮影をするよりも、 斜めのアングルから撮った方が、立体感が出て雰囲気が出ます。 部屋をできるだけ広く見せようと広角レンズを使う人もいますが、確かに問い合わせは多くなるのですが、 これが逆効果に働く事もあります。写真と実際にお部屋を内覧に来た時に 「思っていたよりも部屋が狭いなあ」と印象づけてしまう事もあると思います。    2.小物を置く事で生活感とお部屋のイメージを良くする 撮影をする際には、部屋の中をきれいにしておくことは当然ですが、 +アルファを考えると実際にそのお部屋で生活をする事をイメージさせる事も非常に重要です。 家具などを設置してモデルルームにするのは良いのですが、費用や手間を考えると実施するのにハードルも高いと思います。 そこでとても役に立つのが100円ショップです。様々な種類の小物が売っているのでこれを利用しない手はありません。 3,000円もあれば十分すぎる位のものが購入でき生活感とお部屋のイメージも良くできると思います。 また入居が決まった際の得点として設置したサニタリー商品をプレゼントしても良いと思います。   何も置いていない殺風景な写真よりも何か小物が置いてある写真とでは本当に雰囲気が変わります。   また、マット、ラグ、カーテンなども非常に効果的で、とても魅力的な写真になりますし、 案内をしてもらった時のお部屋の印象も非常に良いものになると思います。 安価で効果がでる方法なので、皆さんも是非、試してみて下さい。    3.加工はほどほどに さて実際に撮影を行う際には、天候などもにも注意が必要です。 やはりできる限り明るい時、お部屋に日が差している状況などもわかると非常に良いと思います。 写真にも「雰囲気」と言うのがでますので、そうした天候の部分も気にかけてみて下さい。 どうしても晴れている時に撮影ができなかった場合、パソコンに付属している画像加工ソフトなどを利用し明度を 上げる事も可能ですが、不慣れな方が行う事が逆に不自然な写真になってしまうケースもありますので、 加工を行う場合は注意が必要です。   まとめ 今回は写真について取り上げをしましたが、これは物件を紹介する上で重要な一つの要素ですが、 皆様に心がけて頂きたいのが募集にあたり入居者の視点に立ち、 「どんな情報、条件がユーザーの立場として欲しいか」と言う部分を気にかけながら写真などの情報を提供したり、 お部屋の内装、サービスなどを考えて行く事が今後増々重要となります。 賃貸経営は瞬く間に広がり競合物件も増加している中で、 こうした経営者同士の考え方や方針の違いが賃貸経営の成功を左右すると思います。   著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉  不動産投資成功のノウハウを解説します
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