「投資をしない」その判断合っています!
オリンピック、ゼロ金利、日経平均2万円台に
景気の良い話が巷に流れています。
さて、皆様の不動産投資における判断基準は何でしょうか?
実は不動産投資をスタートする方の殆どが、
「今買わないといつ買うのですか?」「早く投資をしないと金利が・・・」「物件が・・・」「金融機関が・・・」
そうした営業マンの言葉に背中を押されて購入してしまっています。
(写真=123RF)
もちろん営業トークの内容も一理あるかと思いますが、それはエージェントと関係を築けている方のケースで
物件の収支などがしっかりシミュレーションできており保有していてキャッシュフローが出る物件です。
殆どの方にはこうした急かすような営業トークは物件を買わせるための手段でしかなくなっています。
投資は自己責任ですが、あまりにも滑稽な言葉で投資を誘引をしてくるエージェントが多いのが事実です。
実は最近、不動産投資を始められた方で期中のキャッシュフローに悩まされている方の話が増加してきています。
「想定していたキャッシュフローが得る事ができない」
「稼働率が上がらずに持ち出しが発生してしまっている」
「管理を任せていた管理会社がまったく管理能力がなく滞納を回収できていない」
個人投資家さんの場合、一度物件の収支が悪化してしまうと建て直す事が非常に困難です。
それは個人の収入でカバーできる金額の再投資ができないためです。
それでも業者は稼働率が上がらないので「リノベ」をしようとか
できない事を言い訳にしてまったく動かないのが現実の様です。
もっとひどいのはさらに「新しい物件を購入してキャッシュフローを改善しましょう」などと
非常に危険な投資を推奨してくることすらあります。
実際に投資に失敗してしまった場合、物件を売却をしても数千万円の負債が残ってしまう
事もあり、個人の方でしたら身動きが取れなくなり、破産の道へ進む事になります。
実際にもそうしたケースもありますが、まだまだ気が付いていないだけで
デフォルト予備軍は増加していると思います。
読者の方の中で不動産投資で毎月10万円を超えるような持出が発生している方などは
本当に注意が必要だと思います。
ここで冷静に考えて頂き何か抜本的な対策を打つようにして下さい。
これから不動産投資を行いたい方は焦る気持ちは非常にわかるのですが、
安易な発想と甘い誘惑に背中を押されたからといって不動産投資をスタートしてはいけません。
そうした何の根拠もない後押しで始めた不動産投資は保有後に苦難しかありません。
金融機関のアパートローンは引締め?
さて現在の不動産市場を言うと先日ニュースにもなっていましたが、
アパートローン貸付残高が過去最高を超えた事により金融庁が警戒をし始めています。
また金融機関などが建設業者から紹介料と言う名の元のバックマージン問題などに注意をし始めています。
こうした背景にはサラリーマン投資家を始めとする個人の不動産投資がここ数年で大幅に増加した事だと思います。
サラリーマン収入を信用に安易に金融機関がアパートローンへの蛇口を緩めた結果だとしか言いようがありません。
投資家が増えれば増える程、物件価格は相対的に上昇し、築古物件でも非常に良い価格で取引がされてしまうのが、
現在の市場です。
しかしながら、金融機関がある程度の引き締めを始める事で物件価格もいよいよピークを迎えた状況になり、
これ以上価格が上昇する事は非常に考えにくいと思います。
こうした危険な状態を認識するには、もし既に投資を始められている方は試しに物件の価格査定を行うと
良いと思います。
ここ購入した時の金額とプラスになっていなければこれから先、それ以上の金額で売却できる可能性は
非常に低いと考えられます。
不動産投資の目的を考える
ここで不動産投資の根本に戻りたいと思います。
皆さんは何故不動産投資を行うのでしょうか?
・相続対策
負債をうまく使い資産価値を下げて相続税を節税する
・節税対策
減価償却などを利用してサラリーマン所得の還付などを行う
・将来の老後の不安を解消するため
長期間保有をして将来のキャッシュフローに規定する
・資産の有効活用
遊休地になっている土地にアパートを立てて駐車場等以上の家賃収入を得る
こうして様々な理由があり不動産投資を行っていると思います。
次の質問です・・・・
不動産投資を行った理由に対して目的を実現する不動産はどんな不動産であるべきでしょうか?
・相続対策 ⇒ 〇〇〇〇
・節税対策 ⇒ 〇〇〇〇
・将来の老後の不安を解消するため ⇒ 〇〇〇〇
・資産の有効活用 ⇒ 〇〇〇〇
如何でしょうか?皆さんはしっかりとした答えはお持ちでしょうか。?
まとめ
ここまでの説明をまとめさせて頂きますと、
①目的を実現できる不動産の見極め
②目的を実現できる不動産運用、不動産管理の知識や委託先などの選定
③目的を実現するために自己ができる不動産投資へ知識や考え方を見に付ける
不動産投資は失敗もあるという事を今回はしっかり把握をして頂き、
危ない不動産投資には「NO」と言える様にしましょう。
著者:日本AMサービス 代表 堂下 葉
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